| 目 次 |
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1. 臨床検査は影
の力持ち? |
2. 「ガン」は怖く
ない! |
| 3. 腫瘍マーカー |
| 4. 感度と特異性 |
5. セカンドオピニ
オン |
6. インフォームド‐
コンセント |
7. 現在の小動物
のガン医療 |
| 8. 自己防衛力 |
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1.臨床検査は影の力持ち? |
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確かにそうかもしれませんね!私たちは送られてくる検体(血液)しか見ることはできません。
その検体によって検査を行うのですが、ただただ良い結果が出てほしいといつも願っています。
でも悲しいことに悪いものを正確に検査することが私たちの最大の役目なのです。正確に検査を
行ってその結果を獣医師の先生にお渡しする。その結果を参考として先生に治療や加療を行っ
て頂く。それが影の力持ちの所以かも知れません。 |
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2.「ガン」は怖くない! |
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現在のところ「ガン」は人間同様に不治の病です。
しかし、「ガン」を早期発見し、早期にいろいろな治療や加療を行なうことにより、根治することも
十分可能なのです。
「ガン」を比較的早期且つ高い確率で簡単に見つける方法として、血液(血清)で調べる腫瘍マー
カー検査というものがあります。
腫瘍マーカーは30種類以上あり、人間のガン医療の現場では多く使われています。
しかし、これまでには小動物に有用な腫瘍マーカーはありませんでした。
それにより、早期発見を行なうことは非常に困難だったのです。
当社社長(椎名)が、世界中をいろいろと探し、小動物にも有用な腫瘍マーカーを見つけ出し現在
に至っています。
とにかく、「ガン」を早期発見さえすれば、決して怖い病気では無くなりつつあるのです。 |
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3.腫瘍マーカー |
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私たちか使っている検査試薬(腫瘍マーカー)は、中国のメーカーが人間用に開発製造し人間用と
して使用されているものなのです。
腫瘍マーカーの殆どは「抗原抗体反応」という測定原理なのですが、この「抗原抗体反応」は部位
によって異なります。
そのため、胃ガン用、肺ガン用、乳ガン用などといったように腫瘍マーカーの種類が分かれている
のです。
腫瘍マーカーの開発には、長い年月と多額の費用が必要ですので、採算性が合わないであろうと
考えられている動物方面での研究開発は積極的に行なわれていません。今後も期待薄です。
当社が採用した腫瘍マーカーの測定原理は、生物化学反応(バイオケミカル)というものです。
この測定原理では「ガン」を発症する哺乳類全般に対して有用であるのではないかと考えています
「犬」に次いで「猫」への実用化に向けての最終段階に入ってきています。
キーワード : 腫瘍マーカー 抗原抗体反応
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4.感度と特異性 |
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一般の人では聞きなれない言葉だと思います。
簡単に説明しますと、感度とは悪性腫瘍を悪性腫瘍として検知する確率です。また特異性とは悪
性腫瘍が無い時に悪性腫瘍は無いですよ、ということのできる確率です。
共に100%であれば良いのですが、感度・特異性が100%という腫瘍マーカーは存在しません。
最高水準のものであっても、80%位でしかありません。
現在、当社での感度と特異性は80%以上であり、最高水準の数字であるものと自負しております
20%に関しては、事実に反した結果が出てしまう可能性があります。
人間同様、1回1種類の検査結果だけで、100%の検査結果を得ることは到底不可能であると言え
ます。
いろいろな検査を行い、それらの結果を獣医師が勘案し確定診断してもらうことが大切です。
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5.セカンド・オピニオン(第二の意見) |
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当社の仕事は検査を行いその結果を獣医師の先生にお渡しするだけです。
その結果も参考にしながら、獣医師の先生によって診断が行われます。
人間が診断を行う以上、絶対に100%完璧ではありません。
最終的には、飼主さん自身の納得が必要と思われます。セカンドでもサードでも飼主さん自身が
納得することのできる、動物病院・獣医師の先生を見つけて下さい。
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6.インフォームド・コンセント(説明と同意) |
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小動物のガン医療は人間からは遥かに遅れています。
インフォームド・コンセントはヒト医療においても決して十分に行われておらず、動物医療まで達す
るのには、まだまだかなりの時間を要するものと考えられます。
しかし、ご熱心な先生方も多くいらっしゃることは確かです。セカンド・オピニオン同様、飼主様ご
自身で良い病院・良い先生を見つけて下さい。 |
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7.現在の小動物のガン医療 |
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小動物のガン医療が人間からは遥かに遅れている最大の理由は、有用な腫瘍マーカーが無かっ
たからです。
腫瘍マーカーで、悪性腫瘍の発症や進行度合いなどをを調べるのですが、これは最初のガンだけ
ではなく治療や加療後も調べることができます。つまり、治療や加療後の経過観察(手術はうまく
できたかどうか?他の療法の有効性の確認、再発や転移などの確認など)といった様々な方向か
らの使用が可能であり、診断に対しての大きなウエイトを占めています。
小動物に有用な腫瘍マーカーが無いので、初期診断は、問診・触診・聴診などによる経験や感に
頼らざる得ないという低いレベルでの診断しか行うことしかできません。自院において簡単な血液
検査も実施されますが、ある程度の参考にできても確定診断にまでは至りません。また、レントゲ
ンや超音波(エコー)なども実施されますが、体全体を調べることは不可能であり、小さなサイズの
ガンを見つけるのは非常に困難です。CTやMRIやPETなどで検査を行えば、かなり高い確率で
見つけることは可能ですが、これらの設備を持った動物病院は非常に限られており手軽に検査を
受けるには非現実的な状態にあります。
上述の通り、早期発見が非常に困難であり、何かの体の変調に気付いた時には既に手遅れの状
態というのが現状です。
これは人間でも同じなのですが、何らかの症状が出た時には、比較的ガンは大きくなってしまって
います。運よく原発部だけで留まっていてくれたなら、手術により全摘出することにより非常に高
い確率で完治は可能です。
しかし、厄介なのは転移です。原発部のガンが大きくなるということは、ガン細胞が血管やリンパ
管などを通じて体内のそこら中にばら撒かれている可能性が非常に高いのです。生体自体が持っ
ている自己防衛力(免疫力、抗体、白血球、リンパ球など)がガン細胞と戦かってくれます。
しかし、自己防衛力以上にガン細胞の増殖力が勝った時に、転移進行し手遅れの状態になってし
まうのです。
小動物のガン医療は、人間より遅れていると言うよりかは、気付いた時には何もできないと言った
方が適切かも知れません。 |
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8.自己防衛力 |
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自己防衛力という言葉が出たので簡単にお話しさせて頂きます。
生命体(ここでは哺乳類)は生まれながらにして、ある程度の免疫力を持っています。お母さん
が母体内で長い月日をかけて養ってくれているのです。
そして、お腹から出て、へその緒が切れた後には母乳として最強の免疫力を与えてくれるのです
母親は偉大です。感謝しましょう。
しかし、残念なことに人類の手によって小動物の生態系が破壊され、それにより確実に自己防衛
力(免疫力)が低下してしまっています。
無理な繁殖により母乳が出ない、生まれてから直ぐに人工栄養(ミルク)を与え、生後5週間で
出荷、抵抗力の無い子を雑菌がウジョウジョしている場所にもって行けば、直ぐに感染症を起こ
してしまいます。
仮にそこを頑張って乗り切っても、次に待っているのは自然環境の破壊による試練でではないで
しょうか?偏った食餌、運動不足、各種ストレス、こんな環境の中では本来養われるべき免疫力
も十分に養われません。
飼主さん一人一人の考え方が重要だと思います。
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